【リコール】三菱ふそう キャンター など5万6000台、オイル・燃料漏れのおそれ

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三菱ふそうトラック・バスは9月11日、『キャンター』など3車種のオイルクーラーホースおよび、燃料ポンプに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、『キャンター』『ローザ』『アトラス』の3車種で、2010年5月26日~2014年5月14日に製作された5万6014台。

オイルクーラーホースについては、小型トラック・バスに搭載した機械式自動変速機において、変速機の当該部品の強度が不足しているため、ホース内の圧力変動によりホースの内側に亀裂が発生することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ホース内側の亀裂が進行して圧力に耐えきれず、ホースが破損してオイルが漏れ、最悪の場合、走行不能となるおそれがある。また、漏れたオイルにより、他車の安全な走行を妨げるおそれがある。

全車両、変速機のオイルクーラーホース(送り側)を対策品に交換する。

不具合が45件、事故が1件発生。市場からの情報で発見した。

燃料ポンプについては、使用過程における紫外線による劣化および製造時の残留応力によって樹脂部に亀裂が発生することがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、亀裂が進行して燃料が漏れるおそれがある。

全車両、燃料ポンプの上部樹脂部分にゴム製カバーを追加する。また、燃料ポンプを点検し、上部樹脂部分に亀裂がある場合は、燃料ポンプを新品に交換する。

不具合、事故ともに起きていない。社内からの情報で発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

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