2014年FIM世界選手権モトクロス第16戦・ブラジルGPが9月8日、トリンダーデで開催され、アントニオ・カイローリ(KTM)は5-3の総合3位。最終戦を待たずしてMXGPクラスのチャンピオンを獲得した。
レース1を5位でフィニッシュしたカイローリ。ポイントスタンディングスにおいて2位以下に決定的な差を付け、その時点で2014年MXGPクラスのシリーズチャンピオン獲得となった。
カイローリは自身8度目のタイトル獲得、ブラジルのファン前で世界タイトルを決めたのは2度目となる。土曜日の予選で目に怪我を負った状態でのレースだったが、5-3の総合3位でレース終えた。
カイローリは「今シーズンは全戦表彰台を目指して戦い、3戦のみそれを逃してしまったが、それ以外は表彰台に上り多くのポイントを獲得することができた。次なる目標はモトクロス・ネイションズ(国別対抗戦)で、自分も代表選手として戦うイタリアチームが表彰台にのぼることだ」とコメントしている。
■第1レース
1位:マキシミリアン・ナグール(ホンダ)
2位:スティーブン・フロサード(カワサキ)
3位:ケビン・ストライボス(スズキ)
4位:ゴーチェ・ポーリン(カワサキ)
5位:アントニオ・カイローリ(KTM)
6位:ディーン・フェリス(ハスクバーナ)
■第2レース
1位:マキシミリアン・ナグール(ホンダ)
2位:ゴーチェ・ポーリン(カワサキ)
3位:アントニオ・カイローリ(KTM)
4位:トミー・サール(カワサキ)
5位:ダビデ・ガルネリ(TM)
6位:ショーン・シンプソン(KTM)
■ポイントランキング
1位:アントニオ・カイローリ(KTM)705P
2位:ジェレミー・ファン・フォルベーク(ヤマハ)596P
3位:ケビン・ストライボス(スズキ)530P
4位:クレメン・デサール(スズキ)484P
5位:スティーブン・フロサード(カワサキ)392P
6位:ショーン・シンプソン(KTM)382P