日本旅行、日本海縦貫線の寝台特急乗車ツアーを企画…10月

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10月に実施される『日本海縦貫線号』ツアーの案内。かつての寝台特急『日本海』『つるぎ』をイメージしたヘッドマークのデザインが掲載されている。
  • 10月に実施される『日本海縦貫線号』ツアーの案内。かつての寝台特急『日本海』『つるぎ』をイメージしたヘッドマークのデザインが掲載されている。
  • 24系客車を使用した定期運転の寝台列車は『北斗星』などわずかに残るのみとなったが、団体列車などで24系客車を使用する機会はやや増えている。写真は2013年に運転された『ニコニコ超会議号』。

日本旅行は8月26日、24系客車を使った寝台列車ツアー「ありがとう日本海縦貫線!24系ブルートレイン『日本海縦貫線号』の旅」を企画したと発表した。10月17日から19日にかけ、青森~大阪間と大阪~新潟間で運転される寝台列車に乗車する。

いわゆる日本海縦貫線は、北陸本線や羽越本線など日本海側を中心とした7線区で構成される大阪~青森間のJR在来線。かつては大阪~青森間を結ぶ特急『白鳥』や寝台特急『日本海』、大阪~新潟間を結ぶ寝台特急『つるぎ』や急行『きたぐに』などが運転されていたが、いずれも廃止されている。

2015年春には北陸新幹線の延伸開業に伴い北陸本線の金沢~直江津間が第三セクター鉄道に移管されることから、日本海縦貫線の「輸送形態が大きく変化することが想定」(日本旅行)されるという。こうしたことから同社は、旧国鉄時代に製造された24系寝台客車使用の寝台列車『日本海縦貫線号』の運行を企画した。

運行時刻は青森10月17日15時26分発~大阪10月18日9時50分着、大阪10月18日22時22分発~新潟10月19日8時57分着。24系客車を使用し、「懐かしい特急列車を彷彿とさせるデザインのヘッドマークや方向幕」を掲出するという。

乗車プランはA・B・Cの3種類が設定され、Aは青森~大阪~新潟間全てに乗車。Bは青森~大阪間のみ、Cは大阪~新潟間のみの乗車となる。参加者には乗車記念の乗車証や弁当、キーホルダーがプレゼントされる。車内では方向幕のカット販売(青森~大阪間のみ)や、オリジナルグッズの販売が行われる。

また、大阪~新潟間は「にいがたアニメ・マンガフェスティバル(がたふぇす)」の協賛により『日本海縦貫線号(「カレチ」×がたふぇす号)』として運転。乗車プランA・Cは新潟駅到着後に「がたふぇす」会場を訪問し、旧国鉄職員を描いた漫画「カレチ」の作者・池田邦彦さんのトークショーに参加する。

旅行代金は乗車プランAが大人5万4800円・子供4万4800円、乗車プランBが大人3万3800円・子供2万5800円、乗車プランCが大人3万800円・子供2万4800円。申込みは9月1日15時から、日本旅行の大阪予約センターとグループ各支店で受け付ける。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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