【ホンダN-ONE G・Aパッケージ 試乗】燃費改善も爽快な走り、ターボは要らないかも…島崎七生人

試乗記 国産車
ホンダN-ONE G・Aパッケージ
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JC08モード燃費を28.4km/リットル(従来は27.0km/リットル)にアップさせた、最新『NーONE』のNAモデル。エンジンまわりのフリクション低減、熱効率改善など、地道な改良で燃費が改善された。

実際に借り出してみると、走りをいささかも犠牲にしていないどころか、従来以上のパワフルささえ実感できた。CVTとの組み合わせは変わらないが、出足から加速、巡航と、どの場面でも不満がない。以上は“ECONモード”使用時の話で、試しのこのボタンで機能を外すと、走りの快活度がさらに高まる。「ターボは要らないのではないか?」と思わせられるほど、俊敏で鋭い加速さえ味わわせてくれる。パワートレインが常に無理なく仕事をしているから、音・振動のレベルも気にならない低さだ。

また十分なパワーが、足とタイヤ(ダンロップENASAVE EC300:155/65R14 75S)の設定とも釣り合っている。肩肘張らず、リラックスして乗って(走らせて)いられる。

黄色+白ルーフのようなカラフルなコーディネートも、明朗なキャラの『NーONE』ならではの着こなし。インパネやキーまでボディ色になり、乗っていても、降りてからも、オーナーの生活スタイルを文字通りカラフルにしてくれる。個性が楽しめる“非ミニバン”として貴重な存在、けれど後席は足が組めるほど広く実用性も問題なしだ。トランク床下の作り込みも丁寧。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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