タイの“エコカー減税”は自動車メーカー対象…マツダ、フォード合弁工場が認可へ

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マツダのタイ生産拠点AAT(参考画像)
  • マツダのタイ生産拠点AAT(参考画像)

【タイ】タイ投資委員会(BOI)は7月18日の会合で、マツダと米フォード・モーターのタイの合弁会社オートアライアンス(タイランド)(AAT)の自動車製造事業に対する税制面などの恩典付与を承認した。

 低燃費、低公害の小型車製造事業にタイ政府が優遇税制を適用する第2期「エコカー」プログラムのBOI認可第1号で、計画では、年産能力15万8000台、投資額97・3億バーツ。約2300人を雇用する。

 マツダは計画の詳細を明らかにしていないが、「第4四半期にタイで記者会見を行う見通し」(マツダ・セールス(タイランド))だという。

 一方、フォードは乗用車「フィエスタ」のタイでの生産をAATから自社工場に移転したことを明らかにした。

 第1期「エコカー」プログラムは軍事政権下の2007年、タイを自動車の製造輸出拠点として発展させ、国内の消費者に低価格、低燃費、低公害の自動車を提供することを目的に導入され、日産「マーチ」、「アルメーラ」、ホンダ「ブリオ」、「ブリオ・アメイズ」、三菱自動車「ミラージュ」、「アトラージュ」、スズキ「スイフト」、トヨタ「ヤリス」の8モデルが認可を受けた。

 第2期「エコカー」は投資条件、恩典などを変更し、新たに参加企業を募ったもので、今年3月末が締め切りだった。参加を申請したのはマツダ、フォード、トヨタ、ホンダ、日産、三菱自動車、スズキ、ゼネラルモーターズ、フォルクスワーゲン、中国の大手自動車メーカー、上海汽車とタイ大手財閥ジャルーン・ポーカパン(CP)グループのタイ合弁会社で「MG」ブランドの乗用車を製造するSAICモーター―CPの計10社。

マツダ・フォードのタイ合弁、第2期「エコカー」の投資認可取得

《newsclip》

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