ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツの高性能車部門、AMGが2014年秋、発表する予定の新型スポーツカー、『メルセデス-AMG GT』。同車に関して、エンジンの詳細が公表された。
メルセデス-AMG GTは、新開発の4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを積むことが決定済み。このエンジンは、「AMG M178」型と命名。メルセデス-AMG GTのために開発した専用ユニットとなる。
7月25日、メルセデスベンツは、このエンジンの詳細を公表。排気量は3982ccと告げられた。現在、メルセデスベンツAMGの主力エンジンは、排気量5461ccのV型8気筒ツインターボ。これに対して、メルセデス-AMG GTのエンジンは、排気量が1479cc少ない。
また、このエンジンは、2個のターボで過給されるが、AMGのV8エンジンとしては初めて、ターボチャージャーをVシリンダーの内側に装着。『SLS AMG』同様、ドライサンプ方式を採用。エンジン単体重量は209kgで、メルセデスベンツによると、セグメントで最軽量という。
この4.0リットルV型8気筒ツインターボの正式スペックも公表。最大出力は510hp/6250rpm、最大トルクは66.3kgm/1750-4750rpmに確定した。リッター当たりの出力は128hp。直噴のブルーダイレクト技術の導入などにより、排出ガス性能はユーロ6に適合させている。