米国の自動車最大手、GMは7月16日、2014年上半期(1‐6月)のシボレーブランドの世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は236万9557台。前年同期比は5.2%のマイナスだった。
市場別では、中国が牽引。2014年上半期実績は、173万1282台と過去最高。前年同期比は、10.5%増と2桁の伸びを示す。小型セダンの『クルーズ』をはじめ、コンパクトカーの新型『セイル』シリーズの販売が好調。
地元米国では2014年上半期、83万9341台を販売。前年同期比は2.2%増と微増だった。クルーズが18.4%増の11万9330台を販売。一方、主力フルサイズピックアップトラックの『シルバラード』は、1.1%減の19万7160台、主力クロスオーバー車の『エクイノックス』は、3.6%減の9万9083台、主力中型セダンの『マリブ』は、2.7%減の8万7368台と、そろって後退。
シボレーの2013年の世界新車販売台数は、GMの世界販売の5割を占める498万4126台で、過去最高。前年比は0.7%増だった。
GMのメアリー・バーラCEOは、「南米やアジア、東欧など、一部市場では困難な状況にあったが、世界の二大市場かつ最も利益を生む市場で、GMは好調だった」とコメントしている。