ルノー ルーテシア GT…ルノースポールがチューンした足回り

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ルノー・ルーテシアGT
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ルノー・ジャポンは7月10日、『ルーテシアGT』の販売を開始した。価格は259万円。新しくルーテシアに追加されたGTは、標準車に対して、エクステリアやインテリアのコスメティック部分と、シャシーなどの走りの部分の変更が主である。

まず、外観では、「フロントにLEDランプを採用した関係でバンパー周りの処理が変更された。また、フロントエンブレム下にGTのロゴが入り、専用17インチ5本スポークアロイホイールを採用した」とは、同社マーケティング部チーフプロダクトマネージャーのフレデリック・ブレンさんの弁。その他、サイドモールが、ルノースポール(以下RS)同様のボディ同色(標準車はピアノ調)となり、ドアミラーがシルバーとなる。

また、「リア周りでは、スポーティ感を演出するため、RSと同じ大型スポイラーが採用されたほか、専用のシルバーのディフューザーと、GT専用のデュアルエグゾーストを装着。エキゾーストノートも良い音になっている」という。

内装は、「ヘッドレストのロゴに“GT”のロゴが入る以外は、RSと同じスポーツシートが装着され、ステアリングも、若干握りが太くなり、手ごたえのあるルノースポールのステアリングとパドルシフトを採用。また、アクセルマッピングなどを変更するR.S.ドライブを搭載するなど、ルノースポールの要素がふんだんに盛り込まれている」と説明。

シャシーでは、フロントスプリングは40%硬く、ダンパーの減衰力は30%高められた。そして、『クリオエステート(日本未導入)』のリアトレインが採用された。これは、「クリオエステートは、荷物を積むことを想定し、剛性の高いものが装備されていることから、GTにも採用し、剛性をアップ。また、リアアクスルは直径26mmと少し大型化した」。その結果、「ロール剛性は上がり、ロールスピードは22%押さえることに成功した」と話す。

ブレンさんは、「他ブランドで“GT”というとコスメのみで終わってしまうクルマも少なくないが、ルーテシアGTは、ルノースポール社がシャシーを手掛けることで、スポーティな仕上がりになっている」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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