三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカは7月1日、6月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は6021台。前年同月比は13.7%増で、4か月連続で前年実績を上回った。
6021台の内訳は、乗用車が前年同月比66.3%増の2625台と、4か月連続で増加。セダン系の車種整理を進めていた影響から抜け出して、増加傾向が続く。一方、SUVなどのライトトラック系は、前年同月比8.7%減の3396台と、マイナスに転じる。
SUVでは、2010年10月に米国市場で発売した『アウトランダースポーツ』(日本名:『RVR』)が後退。6月は、2433台にとどまった。
前年同月比は7.7%減と、久々のマイナス。アウトランダースポーツは2012年7月から、米国イリノイ工場での現地生産に切り替え、需要増に対応してきた。
また、新型を2013年6月に投入した『アウトランダー』は6月、963台を販売。前年同月比は11.3%減とマイナスに転じた。一方、2013年9月に米国市場に投入した新型『ミラージュ』は、月販新記録の1451台と、引き続き好調。
2014年上半期(1-6月)の三菱自動車の米国新車販売台数は、前年同期比30.2%増の3万9672台。三菱モータースノースアメリカのドン・スウェアリジェン営業担当取締役は、「6月も好調な販売が続いたことに、大変興奮している。7月には2015年モデルがディーラーに到着するので、期待できる」と述べている。