NTTドコモはジョイントベンチャーのパートナーであるタタ・テレサービス(TTSL)との契約期限である6月末日を2日過ぎても、同社が26.5%保有する株式の売却が完了していないことをエコノミックタイムスが報じた。
ドコモは、TTSLが2014年3月期に所定の業績指標を達成できなかった場合、保有するTTSL株式を取得価格の50%か、公正価値のいずれか高い価格で売却できる買い手の仲介をタタ・グループの持ち株会社であるタタ・サンズに要求する権利を持っている。
しかしTTSLは赤字経営が続き資産もマイナスであることから、ドコモが期待する金額を回収するのは難しいとの見方も出ている。