クライスラーのラム、新型商用車のプロマスター・シティを発表…フィアットからOEM

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ラム プロマスター・シティ
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米国の自動車大手、クライスラーグループの商用車部門、ラムトラックは6月26日、米国でラム『プロマスター・シティ』を発表した。フィアット『ドブロ』のOEM車となる。

初代フィアット ドブロは2001年に発表。広大な室内スペースが特徴の商用バン&小型MPVで、累計販売台数は約100万台というヒット作。2代目は2009年11月、8年ぶりのモデルチェンジで誕生。クラス最大級の室内空間にいっそうの磨きをかけた。プラットホームは一新され、ホイールベースは2755mmとクラス最長を確保。荷室容量は、7名乗車状態で790リットル(VDA計測法)。

エンジンはガソリン1、ディーゼル3の合計4機種。最大出力はガソリンが95ps、ディーゼルが90ps、105ps、135psの3種類をそろえる。遅れてガソリンとメタンの両燃料に対応した「ナチュラルパワー」仕様を投入。トランスミッションは、MTと2ペダルMT「デュアロジック」の2種類が用意される。

すべてのエンジンが、排出ガス性能はユーロ4またはユーロ5に適合。90ps仕様の1.3リットル直4ディーゼル「マルチジェット」は、欧州複合モード燃費20.83km/リットル、CO2排出量129g/kmというクラストップレベルの環境性能が売り。

ラムトラックは6月26日、このドブロをラム プロマスター・シティとして、米国市場に導入すると発表。米国での商用車のラインナップ強化を図る。

単なるOEMではなく、米国市場の特性に合わせた変更を実施。ボディ剛性のアップや車高の引き上げなどを行った。また、フロントマスクもグリルとライトのデザインを変更。エンジンは、欧州向けのドブロよりも、排気量の大きい2.4リットル直列4気筒ガソリンを搭載している。

《森脇稔》

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