ヤマハ発動機は13日、代官山・Tスタイルガーデンスクエアで「55mph」プロジェクトのオープニングイベントを行なった。
このプロジェクトは同社のクルーザーモデル『ボルト』をモチーフにガレージ、カフェ、WEBの3本を軸とした、ヤマハの考える「上質で豊かなバイクライフ」を提案する取り組みである。
プレゼンテーションでは商品企画グループの松本氏が「今の時代は、高性能・絶対的な速さを無理にでも手に入れようとするより、バイクライフをじっくりと楽しめる、自分の身の丈に合ったモデルを求める方向にユーザーがシフトしている。そこで、ひとつのモデルをモチーフに、そこから派生するより豊かで上質なバイクライフを提案しようと今回の取り組みを始めた」と述べた。
そして今回は、このプロジェクトを象徴するガレージを公開。モチーフのボルトが自然に存在する空間を演出。この演出を担当した、デザイン本部の中村氏は「ガレージはいろいろな可能性を秘める空間だ。自宅のリビングとは違い、自分が思うがままに過ごすことができる。この提案で、”あ、バイクっていいな”と思う人が、1人でも増えてくれるとうれしい」とコメントした。
このガレージトレーラーは、7月よりヤマハのカフェイベント、そして大型ショッピング施設などにも出張する。加えてWEBでは、バイク好き市長として有名な群馬県みどり市の石原条市長や、そのほかバイク乗りの有名人などのインタビューなどを展開するという。
また、今回のモチーフであるボルトについて、中村氏は「おかげさまでこの3ヶ月、小型二輪の中でトップとなっている。ゆっくりでも楽しめる、身の丈に合ったモデルをユーザーが求めている証拠だ」と述べた。