レース距離の4分の3、150周まではアクシデント等によるフルコースコーションが出ないという異例の展開となった今年のインディ500だが、残り50周でレースは大いに動いた。トップグループにも接触クラッシュが発生するなどした末、最後は実質6周での仕切り直しに。そこから頻繁に順位を入れ替えつつのトップ攻防を演じたのは、インディ500初優勝を目指すハンターレイ(#28 Andretti Autosport)と、史上最多タイ4度目の優勝を狙うエリオ・カストロネベス(#3 Team Penske/シボレー)だった。決着は最終200周目の1コーナー、ここで先頭を奪回したハンターレイが悲願のインディ500初優勝をもぎ獲る。