21日、ボルボトラックは新型ボルボ『FH』を今月からアジア地域でも販売開始するとし、さらに日本市場へは夏ごろの投入になると発表した。
この発表と同時に、韓国・ソウル市内にて日本国内のディーラーやユーザーを50名ほど招待しFHの試乗・説明会を開催。ボルボ・トラックの主力車種となるFHは、グローバルで重量物輸送や大陸間長距離輸送などに定評があるモデルだ。今回アジア各国および日本に投入されるモデルは、2012年9月に欧州市場で発表されたフルモデルチェンジ車両をベースにして国ごとに仕様変更が加えられる。
当日行われたレセプションでは、UDトラックス国内販売事業最高責任者 村上吉弘氏が挨拶し、「セウォル号」の事故に対して全員で黙とうを行い哀悼の意を表した。ボルボ・トラック・ジャパン ダイレクター 関原紀男氏は、新型FHについて「ドライバー不足に悩む運送業界に、一世代先をいく車を提供し、たのしい職場環境を実現してほしい」と、国内市場投入の意気込みを語った。
なお、国内市場投入が夏となっているのは、日本仕様のドアミラー、内装の素材、補器類など国交省の型式認定が取れ次第になるためで、現段階では何月と名言することができないそうだ。