フィアット『500』をベースに開発され、米国市場で販売されているフィアット『500e』。このフィアット500のEV版が、米国でリコール(回収・無償修理)を行うことが分かった。
これは5月9日、フィアットと提携関係にあるクライスラーグループが明らかにしたもの。同社は、「フィアット500eのリコールを実施する」と発表している。
今回のリコールは、500eのパワーインバータモジュールの不具合が原因。クライスラーグループによると、フィアット500eに走行中、パワーロスが生じる不具合が見つかったという。
クライスラーグループは、米国で販売したフィアット500eの4141台について、パワーインバータモジュールを交換するリコール作業に着手する予定。対象となるのは、2012年9月下旬から、2014年4月上旬にかけて生産された2013-2014年モデル。
クライスラーグループは、「5件の不具合が発見された。この不具合による事故や負傷者の報告はない」とコメントしている。