5月17日より発売が開始される新型ジープ『チェロキー』は、オフロード性能を維持しつつ、全体をモダンに仕上げることを目標に開発された。
クライスラーグループインターナショナル プロダクト&プログラム プロダクト・プランニング・マネジャーのエイドリアン・ヴァン・カンペンハウトさんは、先代を「トラックベースで、古い縦置きのエンジンと4速ミッションを搭載した(古い)SUVだった」と振り返る。
そこで開発チームは、「究極のオフロードのクルマでありながらも、究極のオンロードの性能を持つこと」を目標にした。
「『グランドチェロキー』は、ペンタスターエンジン、8速ATを搭載し評価されている。また、インテリアはクラフトマンシップを表現することで、ユーザーがそこに反応し、理解してくれることがよくわかった」という。
そこで、「グランドチェロキーと同じ方向でリファインさせることで、トップのグランドチェロキーと、その下にあるチェロキーとの一貫性が重要視されたのだ」と話す。
では、これまでのポジショニングからの変化はどう対応するのか。エイドリアンさんは、「我々のラインナップでは、一方はグランドチェロキー、もう一方にはラングラーを置いている。ミッドサイズSUVのセグメントでは、モダンなデザインを好む傾向にあるので、新型はこの方向にポジションを変化させ、これまでのチェロキーのポジションは4ドアの『ラングラー』が埋めてくれるだろう」と語った。