欧州の自動車大手で、現在経営再建中のPSAプジョーシトロエン。同社が世界最大の新車市場、中国をいっそう重視する姿勢を打ち出した。これは4月20日、中国で開幕した北京モーターショー14に先駆けて、PSAプジョーシトロエンが発表した中期経営再建計画、「バック・イン・ザ・レース」の中で明らかにしたもの。同社は、「中国事業の拡大をさらに加速させる。合弁パートナーの東風汽車と協力し、2020年には販売台数を現在の3倍に増やす」と公表している。2013年のPSAプジョーシトロエンの中国実績は、前年比26.1%増の55万7000台。その内訳は、プジョーが前年比25.8%増の27万2000台、シトロエンが26.3%増の28万5000台と、いずれも大幅増だった。2020年までに販売台数を3倍に増やすということは、年間165万台レベルへ引き上げることを意味する。目標達成に向けて、PSAプジョーシトロエンが中国で重視するのが、高級レンジのDSブランドの拡大。中国専用セダンの『DS5 LS』をはじめ、新型SUVの『DS 6WR』などで、攻勢を強めていく。
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