4月17日~19日に大阪市のインテックス大阪で開催されたバリアフリー14で、ホンダは軽自動車に車への移乗装置『N-Lift(エヌ・リフト)』を装着した車両を展示した。
このエヌ・リフトは、愛知県一宮市のモリトー製で適応車種は『N BOX』『N BOX+』に装着できる。車室の中央に柱を立ててリフトが柱を中心に転回するので、前席の助手席と左右の後席の合計3ヶ所に移乗することができる。
モリトーの企画特販部 部長の中村広子氏は、「女性でも簡単に取付・分解できるように部品の重さを軽くした。100kgの人まで持ち上げることができ、介護されるご本人と介護者の負担を軽減できる。」と説明してくれた。
コントローラとバッテリーは一体化されて前席のシート下に収納している。コントローラには過負荷保護回路が設定されており、過負荷が働くとモーターの電源を遮断する。
使わない時は3つに分割して、軽自動車の後部スペースに収納できる。施設・病院への送迎、家族での外出に有効な移乗装置という感想を持った。