続いて5MT車に乗り込んだ。この5MTシステムはインドネシアで販売中のLCGC(Low Cost Green Car)である『アイラ』で採用されたものを流用したもの。そのマッチングぶりに注視したが、結果はこれまた予想をはるかに超える素晴らしさ。CVT車よりもフロントが軽い分、軽快感が増していることもあると思うが、エンジンの回転と共に車速がリニアに上がっていく様はMTならでは。レッドゾーンの8000rpm(CVT車は7500rpm)まで一気に吹け上がり、剛性感あふれるステアリングと引き締まったサスペンションがそれをしっかりとサポートする。「走りを楽しむなら5MT車」まさにそれを実感した次第だ。