ドイツの高級車メーカー、アウディは4月9日、中国合弁パートナーの第一汽車(FAW)との間で、中国専用のプラグインハイブリッド車(PHV)の生産・販売に関して提携すると発表した。
同時に、アウディと第一汽車は、『A6』ベースのPHV、『A6 e-トロン』を中国市場に投入すると発表。中国高級車市場で人気の高いA6のロングホイールベース車、『A6L』をベースに開発したPHVとなる。
現時点では、A6 e-トロンの詳細は明らかにされていない。最新のバッテリー技術を採用。EVモードではおよそ50kmのゼロエミッション走行を実現する。
すでにアウディは、中国現地生産車の全てに、アイドリングストップとブレーキエネルギー回生システムを装備。2011年以降、中国現地生産車の1台当たりの平均燃費を、20%以上向上させてきた。
アウディのルパート・シュタートラー取締役会会長は、「我々は中国において、将来の電動モビリティを形成する。この燃費効率に優れたフルサイズセダンを、吉林省長春の一汽フォルクスワーゲンの合弁工場で生産する予定だ」と述べている。