【新聞ウォッチ】消費税8%まであと1週間、ガソリン価格は5%値上げ予測

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2014年3月25日付

●不明機「豪西沖に墜落」マレーシア首相、衛星データ解析(読売・1面)

●ロシアのG8参加停止、G7、ハーグ宣言採択へ(朝日・1面)

●インドの2工場トヨタ閉鎖解除(朝日・8面)

●ガソリン5円値上げ(毎日・6面)

●電子版この1本連続リコール、ホンダを襲う成長痛(日経・2面)

●日本企業、際立つ回復力、改革実り円安追い風(日経・3面)

●現代自、背水の戦略車、主力セダン刷新、米韓販売立て直し(日経・7面)

●高級車の半数、現地生産、日産、中国で「インフィニティ」、中間層取り込み (日経・11面)

●スマホ、車でフル活用、音楽やナビ、アプリ・機器が好調 (日経・39面)

ひとくちコメント

消費税が5%から8%に引き上げられるまで1週間。しかも、年度末と重なって気忙しい日々だが、こうした中、石油連盟の木村康会長(JX日鉱日石エネルギー会長)が消費税率の引き上げを控えた駆け込み需要について、「3月は3~4%程度の需要増を想定している」と、記者会見で述べたという。きょうの読売などが報じている。

つまり、元売り各社は3月末にガソリンスタンドが在庫不足で混乱しないように「万全の輸送態勢で対応する」とのメッセージだが、今週末から3月31日の深夜まで街道沿いのガソリンスタンドにはマイカーが殺到し、外側車線は長蛇の列になることは避けられないだろう。

しかも、4月以降の消費税増税により「レギュラーガソリンの全国平均小売価格が1リットル当たり約5円値上がりする」との石連の試算もあるほどだ。毎日などが共同配信の記事として取り上げているが、本日発売の週刊誌「サンデー毎日」には「消費税8%もうとても我慢できない。『二重課税』に怒る!!ガソリン40%、ビール45%が『おかみ』に」との見出しまでが掲載されている。

自動車各社は血の滲むような開発努力で低燃費のクルマを市場に投入している。駆け込み需要で低燃費、低価格のエコカーを手に入れても、高速料金、それにガソリン価格までが値上がりしては満足にドライブだって楽しむことはできない。

《福田俊之》

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