欧州日産は3月12日、2月の欧州市場における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は5万7036台。前年同月比は16.1%増と、2桁の伸び率を達成した。
2月実績を市場別で見ると、ロシアが1万7158台を販売し、引き続き最量販市場に君臨。フランスは、1月の3位から2月は2位に上昇し、7198台を販売。ドイツも1月の5位から3位へ順位を上げ、5209台を売り上げた。
1月は2位だったサンダーランド工場のある英国は、2月は4位に後退。5102台を販売した。これに続いたのはイタリアで、4009台。
車種別の2月実績では、引き続きSUVが販売を牽引。1月下旬に発売された新型『キャシュカイ』が1万0293台を売り上げ、引き続き最量販車の座を維持した。
また、『ジューク』もキャシュカイに僅差で迫り、1万0186台と人気。以下、『ノート』が6799台、『マイクラ』(日本名:日本名『マーチ』)が5296台、先代『エクストレイル』が3938台。
日産自動車の2014年1-2月の欧州新車販売は、10万5596台。2013年実績は、63万9846台。前年比は3.9%減と、2年連続で前年実績を下回った。欧州日産は2月の結果について、「ロシア、英国、フランスで市場シェアを伸ばした。とくにドイツでは、6か月連続で市場シェアを拡大」と説明している。