【日産 スカイライン 発売】基本性能で欧州ライバルと渡り合う

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日産 新型 スカイライン
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日産自動車は2月26日に新型『スカイライン』の販売を開始した。

日産自動車 チーフビークルエンジニアの長谷川聡氏は「先進技術に目がいきがちですが、スカイラインで最も力を入れてきたのは、実はパッケージング、静粛性、乗り心地、操縦安定性といった基本的な性能です。相反する性能をバランスよく高めることに最も心血を注いできました」という。

では自動車の基本というべき車体骨格からみていこう。新型スカイラインには1.2GPaの高張力鋼板がふんだんに使われており、先代モデルに比べ車重をほとんど変えることなく6割程度ボディ剛性を高めることに成功した。長谷川氏によると、1.2GPaの高張力鋼板を使いこなせるのは世界の自動車メーカーでも日産ぐらいしかないという。この高剛性ボディの採用により、操縦安定性や乗り心地、音振性能を高めている。

また、解析技術の進化によりコンピュータ上で多くのシュミレーションを行うことで、車体骨格についてはかなり合理的に開発が行うことができたという。

ではコンピュータ上で全てクルマができてしまうのだろうか。長谷川氏は感性領域を評価するにはま不十分であると話す。「このクルマはかなりの実験車を作りリアルワールドで走行を重ねてきました。人の感じる部分においては様々な条件下で実際に走らないと評価できません。今回導入したステアリングバイワイヤのような新しい技術は、テストコースだけでは不十分なのです」という。

実験車の総走行距離は約120万km。長谷川氏は、こうして磨き上げた基本性能の充実に加え、数々の先進技術をブレンドしたのが新型スカイラインの特徴であると述べた。

《橋本 隆志》

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