ホンダの米国モータースポーツ部門、HPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)は2月20日、米国カリフォルニア州において、新型レース専用エンジンを発表した。
このエンジンは、ホンダの市販車用エンジン、「J35」型3.5リットルV型6気筒ガソリンユニットをベースに開発。「HR35TT」と命名された新エンジンは、モータースポーツ専用ユニットとなる。
エンジン名の「TT」が示すように、市販車用との大きな違いは、2個のターボチャージャー(ツインターボ)で過給される点。HPDによると、直噴化により、燃費性能も追求しているという。
この新エンジンは、米国で開催中のチュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権に参戦する「スターワークスモータースポーツ」に供給。第2戦のセブリング12時間耐久レースにおいて、実戦デビューを果たす予定。
HPDのスティーブ・エリクセン副社長兼COOは、「これはHPDと、チュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権に参戦するHPDのカスタマーチームにとって、エキサイティングなプログラム」とコメントしている。