1月のポルシェ世界販売 1.4%増…中国は29%増で最量販市場に

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ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは2月7日、1月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万2225台。前年同月比は1.4%増と、引き続きプラスを保った。

市場別実績は、信用不安からの回復傾向にあった欧州が後退。欧州では1月、2904台を販売。前年同月比は7.8%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。このうち、地元ドイツは1481台を販売し、前年同月比は10%増と2桁の伸びを維持。5か月連続で前年実績を超えている。

また、米国は前年同月比7.8%減の3096台と、マイナスに転じた。この結果、単一国としては、2か月連続で中国に最量販市場の座を明け渡す。その中国の1月実績は、4035台。前年同月比は29.2%増と、4か月連続の2桁増。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東では、14.2%増の5797台を売り上げた。

1月実績を車種別で見ると、『911』シリーズが、約2300台を販売。前年同月比は、ほぼ横ばいだった。『ボクスター』と『ケイマン』も、合計で約1700台を販売し、前年同月比は55%の大幅増。

ポルシェの2013年世界新車販売は、前年期比14.9%増の16万2145台と過去最高。同社のベルンハルト・マイヤー営業&マーケティング担当取締役は、「1月は記録的な販売結果を残した前年を、わずかに上回った。2014年の年間での再度の成長に向けて、今後の販売に自信を持っている」と述べている。

《森脇稔》

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