スーパーフォーミュラの2014年ホンダ勢…チャンプ山本尚貴に元F1リウッツィら全8名

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7日のホンダ本社でのモータースポーツ活動計画発表会。社屋外にSF14が展示された。
  • 7日のホンダ本社でのモータースポーツ活動計画発表会。社屋外にSF14が展示された。
  • 7日のホンダ本社でのモータースポーツ活動計画発表会。社屋外にSF14が展示された(奥はGT300の「CR-Z GT」)。
  • スーパーフォーミュラ初代王者となった山本尚貴。写真:Honda(2013年)
  • 2013年12月の富士テストでの「SF14・ホンダ」。山本尚貴、中嶋大祐らがテストドライブしていた。
  • スーパーフォーミュラとSUPER GTを戦う選手・監督ら。ホンダの2014年モータースポーツ活動計画発表会にて。
  • 前列左から小暮卓史、武藤英紀、中山友貴、野尻智紀(前列右端はGT300を#55 CR-Zで戦う高木真一)。
  • 左からホンダの伊東社長、塚越広大、山本尚貴。
  • ホンダは参加型モータースポーツにも継続的に力を入れている。

7日、ホンダは今季のモータースポーツ活動計画発表会で、全日本選手権スーパーフォーミュラ(SF)の新布陣も公表(下記)。前年王者・山本尚貴ら4チーム8人が、新エンジン「HR-414E」で2014年シーズンを戦う。

#1 山本尚貴(無限)
#2 中山友貴(無限)
#10 塚越広大(REAL)
#11 V.リウッツィ(REAL)
#31 中嶋大祐(NAKAJIMA)
#32 小暮卓史(NAKAJIMA)
#40 野尻智紀(DANDELION)
#41 武藤英紀(DANDELION)
(※カッコ内はチーム。タイヤは全車ブリヂストン)

8名中、昨季王者でカーナンバー1をつける山本を含めた5名が前年と同所属。中山がREALから無限に移籍し、REALには元F1ドライバーのヴィタントニオ・リウッツィが加入(GT500にもARTAからNSXで参戦)、さらに伊沢拓也のGP2参戦で空いた強豪DANDELIONのシートに、昨年全日本F3選手権シリーズ4位の野尻が昇格したかたちだ。野尻はSUPER GTでは無限のGT300陣営(昨年までホンダのGT500で長年活躍した道上龍がエグゼクティブアドバイザーに就任)に加入しており、国内2大カテゴリーの双方で大きなチャンスを掴んでいる。なお、今季は佐藤琢磨のSFスポット参戦はない模様。

SFのディフェンディングチャンピオンとして新シーズンを迎える山本は、ホンダ勢を代表し、「昨年は自分にとってとても充実したシーズンでした。今年はシャシーもエンジンも新しくなるという、我々ドライバーにとって大きなチャレンジの年です。ここにいるドライバーが切磋琢磨、刺激しあって、素晴らしいレースを見せられるよう全力を尽くしたいと思います」と抱負を語った。

昨年から新名称(SF)に変わった全日本トップフォーミュラシリーズ。今季はダラーラ製の「SF14」をワンメイクシャシーとして新採用、エンジン規格もGT500同様に直噴2リッター直4ターボへと変わり、本当の意味での新生SFがスタートすることとなるが、注目の開幕戦は4月13日決勝の鈴鹿ラウンド(国内全7戦の予定)。トヨタ、ホンダの両軍全19台のラインナップも固まり、日本最高峰王座に向けた戦いは、開幕前3回の公式合同テスト(日程は下記)から本格化する。

2月18~19日/富士スピードウェイ
3月3~4日/鈴鹿サーキット
3月19~20日/富士スピードウェイ
(3月1~2日の鈴鹿ファン感謝デーで、SF14の全車デモランを予定。新GT500マシンもデモラン予定)

なお、人材育成のHFDP=Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクトは今季、全日本F3選手権では松下信治、高橋翼(以上HFDPレーシング)、清原章太(TODAレーシング)を、F4では石川京侍、福住仁嶺、坂口夏月を支援することも7日に発表された(FCJ=フォーミュラチャレンジ・ジャパンは昨年で終了)。その他、モビリティランド(鈴鹿&もてぎ)でのF1日本GP等の4輪&2輪各種国際レース開催、N-ONEやフィット等を使用した参加型モータースポーツについても、ホンダは積極的な展開を継続する。

《遠藤俊幸》

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