ホンダは1月31日、2014年3月期の第3四半期累計(4-12月期)業績を発表した。4輪車販売の好調や円安効果などで連結営業利益は前年同期比43.1%増の5849億円と大幅な増益となった。
4輪のグループ販売は新モデル効果などにより日本や北米で伸び、5%増の312万8000台となった。販売増に加え、円安による増益効果が約2600億円にのぼった。純利益は38.5%増の4035億円だった。
通期の業績予想は タイなど新興国を中心に販売計画を下方修正し、昨年10月時点より税引前利益を100億円減額した。ただ営業利益は7800億円(43%増)の予想を据え置いた。
会見した岩村哲夫副社長は「円安効果はあるものの、新興国での販売環境が厳しくなっている」と指摘した。ただ、業績計画の実現には「第4四半期での販管費の改善などが必要だが、達成できる」と自信を示した。