ルノー・ジャポンが2月27日より販売を開始するルノー『キャプチャー』は、ルノーが新たに導入したデザイン戦略の第2弾にあたるクルマである。
ルノーの新デザイン戦略、“サイクル・オブ・ライフ”は、人生を6つの花びらに分け、それぞれのライフステージをテーマにしたコンセプトカーを開発。そのコンセプトカーをモチーフに市販車をデザインしていくものである。
昨年日本で販売が開始された『ルーテシア』は、その第1弾で、「“恋に落ちる”というテーマだった。今回のキャプチャーは“二人で世界を冒険しに行く”クロスオーバーだ」と話すのは、同社マーケティング部商品・広報グループチーフマーケティングマネージャーのフレデリック・ブレンさん。
キャプチャーは、「2011年の東京モーターショーにもコンセプトカーとして展示された『キャプチャー』を手掛けた内外装デザイナーが、市販車のキャプチャーもデザインした」という。
この方式はルーテシアから取り入れられているものだ。通常は、「市販車のデザイナーは法規などを頭において市販車をデザインし、コンセプトカーはデザインしない。コンセプトカーのデザイナーは、法規など関係なく、いかに夢を持つことができるクルマを作るかがポイントだ」とブレンさん。
「その彼らが市販車のデザイナーも同時に務めることで、コンセプトカーのデザインモチーフなども市販車に自然に取り入れられていくのだ」と語った。