NEXCO 3社は1月22日、高速道路における大規模更新・大規模修繕計画について概略を発表した。
3社は、高速道路ネットワークの機能を永続的に活用していくことを目指し、高速道路本体の構造物について大規模更新、大規模修繕の必要性やその対策について「高速道路資産の長期保全及び更新のあり方に関する技術検討委員会」を2012年11月に設置し、検討を進めてきた。
3社が管理する高速道路は、1963年の名神高速道路・栗東~尼崎間の開通から50年を経た現在、総延長は約2万kmに及ぶ(上下線などを含んだ延べ延長)。老朽化の進展などにより、著しい変状の発生が顕在化しており、従来の修繕のみでは、致命的な損傷に進展し、通行止めなどが発生するおそれがあることから、現時点において大規模更新を約240km、大規模修繕を約1870km、計約2110kmを実施する箇所とした。
概算事業費は約3兆200億円としている。