ドイツの高級車メーカー、アウディは1月13日、中国(香港を含む)における2013年の新車販売結果を明らかにした。総販売台数は、これまでの記録を更新する49万2000台。前年比は21.2%増と、大きく伸びた。
販売の主力は、中国吉林省のフォルクスワーゲングループの長春工場で現地生産される『A6L』、『A4L』、『Q5』、そして新たに加わった『Q3』の4車種。アウディによると、この4車種で2013年、全体の83%にあたる40万7700台を販売したという。前年比は26.3%増。なおA6LとA4Lは、中国専用のロングホイールベース仕様。
また、ドイツなどからの輸入車は、前年比1.4%増のおよそ8万4300台を販売。その内訳は、『Q7』や『A8』が中心となる。
アウディは2014年、フォルクスワーゲングループの広東省仏山市の新工場において、新型『A3スポーツバック』と『A3セダン』の現地生産を開始する計画。同社は、「今後も中国プレミアムセグメントにおけるナンバーワンの地位をさらに強固にしていく」とコメント。
なお、アウディの属するフォルクスワーゲングループは2013年、中国市場で初の300万台超えとなる327万台を販売。前年比は16.2%増と、2桁の伸びを達成している。