ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツの最上級サルーン、『Sクラス』。同車の新型が、世界的な販売好調を受けて、さらなる増産に踏み切ることが分かった。
これは12月17日、ダイムラーが明らかにしたもの。同社は、「ドイツ・ジンデルフィンゲン工場で土曜日の労働時間を30分延長し、新型Sクラスの生産台数をさらに増やす」と発表している。
メルセデスベンツは2013年7月、新型Sクラスを欧州で発売。その後、12週間以内に、世界主要国へ販売エリアを拡大した。これはメルセデスベンツの歴史において、過去最速での世界展開。
新型Sクラスは、中国や米国をはじめ、世界的に受注が好調。ダイムラーによると、すでに新型Sクラスの世界累計受注台数は、3万台を超えているという。
新型に対する旺盛な需要を受けて、ダイムラーは2013年秋から、ドイツ・ジンデルフィンゲン工場で2シフト体制を敷き、新型Sクラスの増産に乗り出したばかり。今回、さらに土曜日の労働時間を延長することで、受注に対応していく方針だ。