世界市場で存在感を強めている韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)。同社が欧州で、新たな高性能車シリーズの発売を計画していることが判明した。
これは12月10日、ヒュンダイがドイツ・フランクフルトで開催した2014年のWRC(世界ラリー選手権)参戦体制の発表会で明らかにしたもの。同社は、「『N』の名前を冠した高性能車シリーズを将来、量産化する」と公言している。
このNとは、ヒュンダイの研究開発のグローバル中核拠点、韓国R&Dセンターの位置する南陽市に由来するもの。ヒュンダイが2014年、WRCに送り込むマシン、『i20 WRC』のボンネットにも、このNの文字が描かれる。
現時点では、ヒュンダイの欧州向けのどの車種に、Nの名前を冠した高性能車が設定されるのかは不明。i20 WRCのイメージが反映されるのは、間違いないところ。
同社は、「ヒュンダイがモータースポーツから得た先進技術を、顧客に新たな体験として提供していく」と説明している。