東京モーターショー13でワールドプレミアした、メルセデスベンツ『SLS AMG GT ファイナルエディション』のエクステリアの特徴は、カーボンファイバーを多用したことにあるという。メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部アシスタント・マネージャーの古川麻樹さんによると、「一番特徴的なのは広い面積のボンネットをビジブルに、カーボンファイバーのボンネットにしたことだ」と話す。ブラックシリーズもカーボンファイバーのボンネットを採用しているが、「ボディカラーで塗装されていたので、ボンネットの裏の素地を見なければわからなかった。しかし、今回は見た目的にもスパルタンさ、特別感を出すために、カーボンが目に見えるボンネットを採用した」という。そのほか、「フロントのスプリッターも形状はSLS AMG エレクトリックドライブと同じだが、カーボンファイバー製。リアのウイングスポイラーも形状はSLS AMG ブラックシリーズと同じく、空力効果も出るよう大型化されたもので、これもカーボンファイバー製のものを採用している」と説明。オプションはカラー以外では唯一、ブレーキキャリパーがある。「標準ではAMGレッドブレーキキャリパーの強化ブレーキだが、カーボンセラミックをオプション設定した」と述べる。また、日本仕様では、「マットブラックのホイールを採用したほか、ドアミラーカバーもカーボンファイバー製だ。このあたりは日本仕様として、トータルコーディネートしている。日本としてSLSの最後を飾るにふさわしいベストな仕様を選択した」と語った。
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