米国IIHS(道路安全保険協会)は11月26日、新型マセラティ『ギブリ』を、最高の衝突安全性能を備えた「2013トップセーフティピック」に認定すると発表した。
IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで行う。そして、ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価する。
さらにIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと横転を想定したルーフ強度テストも実施。そして、総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック」に指定し、高い衝突安全性能を認定している。
新型ギブリのテスト結果は、前面衝突ではダミー人形への傷害レベルが、頭/首/胸/右足/左足と、全ての部位で最小限。GOOD(優)評価を得た。
同様に側面衝突でも、運転席/後席ともに、ダミー人形の頭、首、胸、足と、全ての部位へのダメージが最小限。GOOD(優)評価を得た。ボディの安全構造に関しても、前面衝突、側面衝突ともにGOOD(優)評価。また、追突時のむち打ち確認テストとルーフ強度テストも、GOOD(優)。
この結果、新型ギブリは総合評価が最高のGOOD(優)となり、2013トップセーフティピックに認定された。IIHSは、「新型ギブリは全てのテストで、乗員の生存空間がしっかり保たれている」と評価している。