韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は11月20日、米国で開催中のロサンゼルスモーターショー13において、2014年モデルの『エラントラGT』を初公開した。
現行エラントラは2010年4月、韓国で発表。ヒュンダイのグローバル小型セダンで、北米にはエラントラのネーミングで投入されている。その5ドアハッチバック版が、2012年2月のシカゴモーターショー12で発表されたエラントラGT。
エラントラGTは、ヒュンダイの欧州Cセグメントの主力車種、『i30』の米国仕様。米国では、エラントラファミリーの一員として、販売されている。
今回、そのエラントラGTがロサンゼルスモーターショー13において、デビュー以来、初の大幅改良を受けて2014年モデルに進化。同時に発表された4ドアセダンの2014年型エラントラに準じる変更が、内外装に施された。
エンジンは従来の1.8リットルに代えて、新開発の直噴2.0リットル直列4気筒ガソリン「GDI」エンジンを新搭載。最大出力は173ps/6500rpm、最大トルクは21.3kgm/4700rpmを発生する。従来の1.8リットルと比較して、パワーは25ps、トルクは3.2kgm向上。
足回りは、ダンパーやスプリングを強化。とくに、リアの強化スプリングと大径スタビライザーの組み合わせが、コーナリング中のロールを抑えたスポーティなハンドリングを追求する。
ヒュンダイがエラントラGTのライバルとして、意識するのは、日本製の小型ハッチバック。同社は、「エンジンパワーは、スバル『インプレッサ』、マツダ『アクセラ』よりも上」とアピールしている。