J.D.パワー アジア・パシフィックは11月26日、オートモーティブアワード2013の贈呈式を都内で開いた。このうち日本自動車商品魅力度調査APEALではホンダ『N-ONE』、フォルクスワーゲン『ポロ』、富士重工業『フォレスター』、トヨタ自動車『アルファード』が受賞した。
日本自動車商品魅力度調査APEALは、新車購入から2~9か月が経過したユーザーを対象に自動車の性能やデザインなどの商品魅力度に関する評価を測定したもの。
このうち軽自動車セグメントで受賞した本田技術研究所四輪R&Dセンター鈴鹿分室N-ONE開発アシスタントLPLの石川昌宏氏は「我々は『N-ONE』の開発にあたり、今までの軽には無い個性的でコンパクトカークラスの品質をということで開発部門、製造部門、営業部門一丸となって頑張ってきた。その結果が初期品質調査、商品魅力度調査ともに一位結びついた。これからもお客様に選んで頂ける車、満足して頂ける車を生み出していきたい」とあいさつした。
コンパクトセグメントで選ばれたフォルクスワーゲングループジャパンの正本嘉宏マーケティング本部長は「昨年からドイツ本社の開発トップも含めて初期品質、商品魅力度をある意味共通言語として、車をどんどん良くしていこうという活動している。APEALを再び一位としてお客様に評価して頂けるよう今後も努力していきたい」と述べた。
ミッドサイズで受賞した富士重工業スバル商品企画本部の台卓治プロジェクト・ゼネラル・マネージャーは「日本のメーカーがグローバルで車を販売してく中で日本のマーケットをどう考えるかというのは各社共通の悩みだと思っている。その中で『フォレスター』を担当するにあたり私も非常に悩んだが、ホームマーケットの日本についてきちんと勝負できる車にしたいという思いで造ってきた。今年上期SUVセグメントで販売台数トップを頂くことができた。日本のマーケットでお客様に認められたことをうれしく思っている」と語った。
ミニバンで受賞のトヨタ自動車商品企画本部ZHの吉岡憲一主査は「実は2位が『ヴェルファイア』ということでワンツーフィニッシュ。この2つの車とも開発を担当した。お客様の満足度を上げるということを当然頑張ってやっているが、お客様の満足度が年々日々変わっているということを肝に銘じてこれからの開発にもいかしていきたい」とあいさつした。