フランスの自動車大手、PSAプジョーシトロエンは10月29日、エンジン製造子会社のフランセーズ・ド・メカニック社のフランス・ドゥヴラン工場において、新しい生産ラインが完成したと発表した。
同工場の新ラインでは、「EBターボ・ピュアテック」と呼ばれる新世代の直列3気筒ガソリンエンジンを生産する計画。PSAプジョーシトロエンはこのエンジンの研究開発と生産に、総額8億9300万ユーロを投じている。
EBターボ・ピュアテックは、最大出力が110-130ps。同社の自然吸気エンジンと40%の部品を共用するモジュラーユニットだが、自然吸気版に対して18%燃費を改善。CO2排出量も、102-110g/kmへ低減が図られた。
フランス・ドゥヴラン工場では、EBターボ・ピュアテックエンジンを2014年3月から量産する計画。年産能力は32万基を見込む。
EBターボ・ピュアテックを最初に搭載するのは、プジョーが『308』で、2014年3月。シトロエンが『C3』と『DS3』で、2014年7月を予定している。