【日産 エクストレイル 新型発表】新設計思想「CMF」の第1弾

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日産自動車は10月24日に新型『エクストレイル』を発表した。発売は12月。国内市場でのナンバーワンSUVを目指して開発した新型は、日産の新しい設計思想である「CMF(コモン・モジュール・ファミリー)」を適用した第1弾モデルともなった。

CMFでは、車両の構成を「コックピット」、「エンジン」、「フロントアンダーボディ」、「リヤアンダーボディ」の各モジュールに電子部品をまとめた「電子アーキテクチャー」を加えた5モジュールとしている。数種類から成る各モジュールを自在に組み合わせることで、セダン、ミニバン、SUVといった異なる車型やサイズのモデル間で大幅な部品の共用化を図る手法だ。製品のコスト低減や開発の短縮化および費用低減などの成果をもたらす。

エクストレイルの開発責任者である原口誠・Cプラットフォーム車両開発主管は、コスト低減の新モデルへの”還元”について「デザインや安全・燃費性能の改善、全般的な高品質化など、値段に換算しにくいところに(コスト低減の)原資を回した」と説明する。実際、新型は走行や安全に関する先進技術などを採用しながら、おおむね現行モデル並みの価格で売り出すという。

CMFは連合を形成するルノーとも連携して推進しており、年々シナジーが拡大していく見込みだ。日産単体では2016年に、グローバル生産台数の6割をCMFによる設計モデルとする目標だ。

《池原照雄》

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