富士重工業は10月2日、操舵制御機能などを追加した次世代型アイサイトを2014年に発売する新コンセプトカーから順次搭載すると発表した。
アイサイトの開発責任者を務めるスバル技術本部の岩瀬勉プロジェクトゼネラルマネージャーは「対車両の衝突回避技術は2010年に導入したが、年々改良を加えており、現時点のアイサイトが一番良いアイサイトという状態になるように改良を加えている」と説明。
その上で「それができるのは(アイサイトに使う)ステレオカメラそのものを富士重工が造っているからだ。それがもし、サプライヤーの開発したものだとすると、開発のスピードがサプライヤーのスタンスにあわせながら進む。しかし、アイサイトは制御技術、ソフトウェアも含めて自前で開発しているので、日進月歩で開発が進められるというのが大きな決め手になっていると認識している」と強調した。