【フランクフルトモーターショー13】未来のクルマはスプリングも樹脂製に

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グリーンの部品がエンジニアリングプラスチック
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  • スプリングとナックル部を樹脂製とした
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トランスミッションやサスペンションの大手サプライヤーであるZF社も本拠地ドイツでの開催ということもあって、その展示スペースは大きなものであった。

そこで目をひいたのが、エンジニアリングプラスチックを使った自動車用パーツの数々だ。以前からZF社がトライしていたスプリングとサスペンション・ナックルをモジュール化した製品は、従来の鉄製のものと比べて重量が半分になるという。

また、左右輪をつなぐ、板バネ状のエンジニアリングプラスチックも展示。サスペンションの一部として剛性を担うだけでなく、スプリングとしても働く。軽量化に貢献するだけでなく、同じ形状としながらも、ねじり剛性と上下にかかる剛性を自在に調整できるのもエンジニアリングプラスチックのメリットだという。

そして、量産車への採用が拡大するエンジニアリングプラスチックのペダルもZF社の誇る製品のひとつだ。

車体の軽量化技術は、燃費向上だけでなく、EVなどの航続距離延長にもつながるため、そのニーズは高まるばかりだ。フランクフルトモーターショーの会場を走り回っていたBMW i3にも、数多くのエンジニアリングプラスチックが採用されているという。こうしたパーツひとつずつのイノベーションの積み上げが、未来のクルマを形作るのだ。

《鈴木ケンイチ》

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