ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13において、『911 50thアニバーサリーエディション』を初公開した。
ポルシェを代表するスポーツカーが、『911』。その911にとって、今回のフランクフルトモーターショーは特別な意味を持つ。初代ポルシェ911がデビューしたのが、1963年9月のフランクフルトモーターショーだからだ。今年で、ちょうど50周年の節目に当たる。
911 50thアニバーサリーエディションは、ポルシェ911のデビュー50周年記念モデル。デビュー年にちなんで、全世界1963台が限定発売される。
911 50thアニバーサリーエディションでは、初代をモチーフに、専用のエンジンカバーや5本スポークアルミホイール、タータンデザインのレザー&ファブリックシートなどを採用。フロントのエアインレットや「911 50」エンブレムも専用品。
ベース車両は、『911カレラS』。本来、911カレラSには用意されないワイドボディをまとう。このワイドボディは、『911カレラ4』用。リアフェンダーが、通常の911カレラSに対して、44mm拡幅された。
このワイドボディ化で、リアトレッドが広がったのに合わせて、PASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメント)を専用チューニング。スポーツエグゾーストシステムも標準装備する。
搭載エンジンに変更はない。3.8リットル水平対向6気筒ガソリンは、最大出力400ps/7400rpmを発生。トランスミッションは7速PDK。0-100km/h加速は4.3秒、最高速は300km/hの実力だ。なお、すでに日本国内では受注を開始しており、価格は7速MTが1637万円、PDKが1712万円。