【INDYCAR 第16戦】レース詳報…パジェノー2勝目でランク3位浮上、琢磨は走り好調もマシントラブル

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ボルチモア市街地戦を制したパジェノー。写真:IndyCar
  • ボルチモア市街地戦を制したパジェノー。写真:IndyCar
  • 乱戦のなか、パジェノーが2勝目を獲得した。写真:IndyCar
  • 佐藤琢磨は好調に思われたが、マシントラブルで早期戦線離脱。写真:IndyCar
  • 市街地コース特有の荒れた展開となったボルチモア戦。写真:IndyCar
  • チャンピオンシップ首位のカストロネベスは今回9位ながら、リード拡大に成功。写真:IndyCar
  • 2位に入ったニューガーデン、チームオーナーとともに喜ぶ。写真:IndyCar
  • 3位になったブルデーの走り。写真:IndyCar
  • 勝利を喜ぶパジェノー陣営。写真:IndyCar
1日、インディカー・シリーズ第16戦ボルチモアの決勝レースが実施され、シモン・パジェノーがシーズン2勝目を飾った。佐藤琢磨はマシントラブルで早期戦線離脱、最下位の24位に終わっている。

米メリーランド州ボルチモア、メジャーリーグのオリオールズの本拠地球場近くに特設されたコースが舞台の一戦は、レース後半、荒れに荒れた。市街地コースではありがちな展開ともいえるのだが、フルコースイエローコーション明けの再スタートで混乱が生じ、またフルコースイエローコーションが発生……という連鎖に陥ったのだ。そのなかで、ペンスキー、ガナッシ、アンドレッティといった3強チームの面々は続々と表彰台争いから脱落。最終盤の先頭集団は普段見慣れぬメンバー構成となり、乱戦を生き残ってトップゴールを果たしたのはシモン・パジェノー(#77 Schmidt Hamilton Motorsports/ホンダ)だった。

「チームがファンタスティックなマシンを用意してくれたよ。2度目のピットストップのタイミングも完璧だった」と言うパジェノーは、今季第7戦でのキャリア初優勝以来となる2勝目。予選3位からスタートし、レースが荒れる前の段階においてウィル・パワー(#12 Team Penske/シボレー)やスコット・ディクソン(#9 Chip Ganassi Racing/ホンダ)といった強豪と渡り合って見せるなど、生き残っただけではなく、充実したレース内容でもあった。首位と70点差ながらポイントランク3位に浮上し、パジェノーは「チャンピオン争いにも食い込んでいける勝利を飾ることができたと思う」と、さらなる大望を抱くに至っている。

このレースの2位はジョセフ・ニューガーデン(#67 Sarah Fisher Hartman Racing/ホンダ)、3位にはセバスチャン・ブルデー(#7 Dragon Racing/シボレー)が入った。女性選手のシモーナ・デ・シルベストロ(#78 KV Racing Technology/シボレー)が5位と健闘。

チャンピオン争い首位のエリオ・カストロネベス(#3 Team Penske/シボレー)は今回9位。しかしながら、ランク2位のディクソンがまたもや“パワーとの交錯”(今度はコース上での交錯)によって上位フィニッシを逃す結果(19位)となったため、カストロネベスのリードは49点へと拡大している。

日本期待の佐藤琢磨(#14 A.J. Foyt Racing/ホンダ)は予選10位から早々に7位までポジションアップしたのだが、「突然パワーダウンを感じた」というマシントラブルに見舞われ、ピットに戻ってレースを終えた。「ウォームアップでマシンを良く仕上げることができ、スタートもうまくいった。本当に残念」。リザルト的には決勝最下位の24位だった。

このあと9月中はインディカー・シリーズの開催はなく、残り3戦は10月となる。次の第17~18戦は10月5~6日、ヒューストンでのダブルヘッダー開催だ。琢磨は「ヒューストンは今季最後の市街地レース。ぜひともいい走りを実現して、ダブルヘッダーでの大量得点を目指したい」と語っている。なんとかシーズン序盤のいい流れを取り戻し、2勝目を狙ってほしいところだ。

なお、琢磨は今秋、全日本選手権スーパーフォーミュラの終盤戦にも並行参戦。9月28~29日の第6戦スポーツランドSUGO(宮城県)に、今季開幕戦以来の登場を果たす予定となっている。
《遠藤俊幸》

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