気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2013年8月28日付
●トヨタ「メガウェブ」改装へ (読売・8面)
●ホンダのSUV中国でリコール (読売・8面)
●マツダ国内生産に課題、比率高いと為替リスク (朝日・7面)
●ホンダ挑戦の系譜、軽復活F1のDNA (朝日・7面)
●バス・トラック事故調常設、国交省、年間10~20件想定、来春にも (朝日・37面)
●軽自動車の増税を検討、政府、取得税廃止財源に (毎日・4面)
●スズキ、インド新工場の稼働遅れ (毎日・9面)
●2020年代に高速自動走行,国交省、きょう計画案公表(産経・10面)
●トヨタや日産、東南アジアで富裕層開拓、高級車投入、独勢に対抗(日経・11面)
●マツダ、96万台に拡大、今年度の国内生産、4万台上積み(日経・11面)
ひとくちコメント
工場内の特設ステージに飾られたソウルレッドの「アテンザ」を囲んで、マツダの小飼雅道社長らがパーンとクラッカーの祝砲を鳴らすと同時に、拍手の渦が巻き起こった。
マツダの防府工場(山口県)での累計生産台数が1000万台を達成した記念のセレモニーが防府第2工場内で行われ、小飼社長は「更なる成長へ向けた通過点と位置づけ、これからも魅力ある商品を届けるため、全社を挙げて取り組んでいく」とあいさつした。
記念セレモニーの取材には、中国新聞などの地元紙をはじめ、在京のメディアも多数出席したことから、きょうの各紙が「マツダ防府工場生産1000万台達成」などと、取り上げている。
防府工場が本格操業を開始したのは1982年9月。30年11か月での1000万台達成となったが、6月末にマツダの社長兼CEOに就任した小飼氏にとっては、この日の記念セレモニーが、事実上の“お披露目”でもある。
小飼社長は生産技術畑が長く、この防府工場長も経験しており、いわばホームグランドでの“初登板“となったわけだ。すでに、「今年度の国内生産を96万台に拡大する」(日経)という増産計画も報じられるなど、小飼新体制は順調な滑り出しのようである。