【F1】メルセデスAMGはアップグレード連発を宣言

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メルセデスAMGチーム代表ロス・ブラウン
  • メルセデスAMGチーム代表ロス・ブラウン
  • メルセデスAMGチーム代表ロス・ブラウン
  • 2013年F1ハンガリーGP
  • ロズベルグ(メルセデスベンツAMG、 2013年 F1 モナコGP)
  • ルイス・ハミルトン(メルセデスベンツAMG) 2013年ドイツGP
  • ロズベルグ(メルセデスベンツAMG、 2013年 F1 モナコGP)

メルセデスAMG代表のロス・ブラウンは、シーズン後半もアップデートを続けて打ち出すことによって戦闘力を維持することができるという見通しを語った。

F1は長い夏休みに入ったが、直近5戦でメルセデスAMGは優勝3回にポールポジション4回という戦績を挙げ、ワールドタイトル獲得の可能性も高まっている。

ブラウンは語る。

「チームの士気は最高潮に達していますよ。今後のテクニカル開発のスケジュールを理解した上で申し上げますが、ここまでのアップデート打率の高さにも自信を持っています。われわれが自信を持って持ち込んだ新機軸は、ほぼ期待通りの効果を発揮しています。今後の数戦もいくつかのアイデアが投入され、シーズン後半もチームの勢いは増すでしょう」

今シーズンの残り9戦でメルセデスAMGやライバルチームにとって最大の困難は、今季のパフォーマンスを保ったまま来季のレギュレーション大改正に備えることだとブラウンは言う。

「この二つの課題のバランスはとても厄介な問題になるでしょう。例えばの話、2013年の開発を打ち切って、2014年の開発に全てのリソースを振り向けるというのは得策ではありません。2013年型の一部分に関しては、2014年に向けても連続性があるので最終戦近くまで開発を続けることになるでしょう。たとえばサスペンションシステムなどは、来季のタイヤが大きくは変わらないことを考えれば、開発を続ける価値は高い部分ということになります」

「他方、2014年にはつぶしの利かない部分もありますから、こうした部分はある時点で開発打ち切りを決断せざるをえないでしょう。これもそのときのチームのポジション次第です。シーズン後半の展開の傾向を嗅ぎ取ってどの部分を開発し、どの部分を打ち切るかの判断をすることになるでしょう」

「勝利のチャンスが消えたチームから順に、2013年の開発努力を打ち切り、2014年型にリソースをシフトする事になるでしょうね。メルセデスAMGが、現時点で両方を追求しなければならないのはある意味で幸運なことだと言わなければなりません。マシンもチームも強力で追い風に乗る今の状況が続いて欲しいと願っていますよ」

《編集部》

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