【鈴鹿8耐】ホンダ、独走で4連覇達成

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高橋巧選手、レオン・ハスラム選手、マイケル・ファン・デル・マーク選手の表彰台
  • 高橋巧選手、レオン・ハスラム選手、マイケル・ファン・デル・マーク選手の表彰台
  • レオン・ハスラム選手
  • 高橋巧選手
  • マイケル・ファン・デル・マーク選手
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鈴鹿8時間耐久ロードレースは7月28日に決勝が行われ、#634 MuSASHi RT ハルク・プロ(高橋巧/ハスラム/ファン・デル・マーク)が独走優勝、ホンダが4連覇を達成した。

鈴鹿8耐決勝は11時30分、ル・マン式でスタートし、ホールショットは#12 津田拓也(スズキ)。それを#7 ブロック・パークス(ヤマハ)、#071 芳賀紀行(スズキ)、#634 高橋巧(MuSASHi RT ハルク・プロ)が追いかける。#11 清成龍一(F.C.C. TSR Honda)はスタートで出遅れてしまう。#12 津田、#7 パークス、#99 エルワン・ニゴン(BMW)、#634 高橋巧の上位陣は、2分9秒台に入れ、セカンドグループを引き離しはじめる。

9周目、#634 高橋巧が#99 ニゴンを1コーナーで捕らえ3番手に浮上すると、10ラップ目には#1 フィリップを抜き2番手、さらにトップの#12 津田を捕らえ首位に立つ。#634 高橋巧はここからペースアップし、2番手の#12 津田を引き離す。15ラップ目には#11 清成が4番手に浮上。#634 高橋巧と#12 津田の差は約4秒と広がり、18ラップ目に#99 ニゴンを捕らえた#11 清成は3番手へとポジションを上げる。さらに19ラップ目、#11 清成がダンロップコーナーで#12 津田を捕まえ2番手に浮上する。

25ラップ目、トップ3台が次々とピットイン。それぞれ#634 レオン・ハスラム、#11 ジョナサン・レイ、#12 ジョシュア・ブルックスへとライダー交代。#11 レイは29ラップ目には2分9秒204のファステストラップを叩き出し、#634 ハスラムを追い詰める。

37ラップ目、#11 レイは#634 ハスラムの背後に迫る。#634 ハスラムも2分9秒台にタイムアップするが、その差はわずかとなり、ついに39ラップ目に#11 レイがファステストラップを更新する速さをみせ、1コーナーで#634 ハスラムを捕らえ、首位を奪う。#11 レイは2分9秒台のペースで飛ばし、2分10秒台の#634 ハスラムを引き離していく。

53ラップ目に、2度目のライダー交代のため、#11 レイ、#634 ハスラムはピットイン。#11 清成がコースイン、54ラップ目の#11 清成と2番手#634 マイケル・ファン・デル・マークとの差は約23秒。

2時間を経過後、58ラップ目のデグナーカーブでトップを走っていた#11 清成が転倒。マシンに大きなダメージを負ってしまう。代わってトップに立ったのは#634 ファン・デル・マーク。順調に周回を重ねていく。

68ラップ目、2番手の#12 青木にピットロードでのスピード違反のストップ&ゴーペナルティーが科せられ、イレギュラーのピットインを行い、30秒のストップ。その間に、#071 芳賀が2番手へ、3番手に#7 ウォーターズとオーダーが変わる。#634 MuSASHi RT ハルク・プロは、ファン・デル・マークから高橋巧へとライダー交代、#634 高橋巧は2分9秒台でコンスタントに周回を重ね、首位を確固たるものとする。

100ラップ目、#634 高橋巧、#071 ケビン・シュワンツ、#12 ブルックス、#94 チェカ、#104 渡辺、#22 高橋裕紀のオーダーで、それぞれのチームが4度目のライダー交代を迎える。代わった#634 ハスラムは127ラップをクリア、2番手の#12 津田に1ラップのアドバンテージを築く。

トップを快走する#634 MuSASHi RT ハルク・プロだったが、6時間を経過したところで雨が落ち始める。午後7時すぎには大粒の雨となり、#634 高橋巧のラップタイムは2分15秒、2分30秒、2分51秒と落ちていく。ここで、ピットインしてレインタイヤに変更するか、そのまま続走するのか、判断が難しい状況となるが、高橋巧はピットに入らず、そのまま走行することを選択。2番手の#12 ブルックスも入らず、コントロールラインを通過する。

しかし、雨雲は鈴鹿の上空からなくなり、雨脚が弱まる。208ラップ目には、#634 高橋巧のラップタイムは2分35秒台へと回復。#634 高橋巧は小雨となった中を悠然と走り続け、214周で8時間を走りきり、#634 MuSASHi RT ハルク・プロが優勝。2位に#12 ブルックスが入り、3位に#071 加賀山が入った。

■鈴鹿8時間耐久ロードレース
1位:MuSASHi RT ハルク・プロ 高橋巧/レオン・ハスラム/マイケル・ファン・デル・マーク(ホンダ)
2位:ヨシムラスズキ レーシングチーム 津田拓也/青木宣篤/J.ブルックス(スズキ)
3位:Team KAGAYAMA 加賀山就臣/K.シュワンツ/芳賀紀行(スズキ)
4位:SUZUKI ENDURANCE RACING TEAM V.フィリップ/A.デラール/J.ダ・コスタ(スズキ)
5位:YAMAHA FRANCE GMT94 MICHELIN YAMALUBE D.チェカ/K.フォレイ/M.ラグリブ(ヤマハ)
6位:Honda Team Asia 玉田誠/アズラン・シャー・カマルザマン/高橋裕紀(ホンダ)

《纐纈敏也@DAYS》

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