ルノー・ジャポンが発表した新型ルノー『ルーテシア』は、ルノーが今後展開する新しいフロントフェイスを持ったクルマである。
同社マーケティング部商品・広報グループチーフマーケティングマネージャーのフレデリック・ブレンさんによると、「中央のエンブレムの存在を目立たせるために、立体的で彫刻的なデザインを取り入れるとともに、地面に対し真っ直ぐに立てました。また、左右ヘッドライトからエンブレムに向けて黒い“帯”を伸ばすことでさらにエンブレムを際立たせています」という。
黒い帯の特徴はエンブレムを目立たせる以外にも、「左右ヘッドライトからエンブレムにつなげると、どんなコンパクトカーでも大きく自信を持っているように見えるのです。さらに、黒い帯の面積を変えることで、クルマのキャラクターにあったデザインにすることが出来ます」とし、これらの手法はルノーが今後展開する全てのモデルに応用されるとした。
新型ルーテシアのフロントのもうひとつ大きな特徴は、先代ルーテシアのイメージを感じさせるデザインを取り入れたことである。「ヘッドライトからAピラーへ伸びて行くラインは先代ルーテシアをイメージしています」。その理由についてブレンさんは、「先代ルーテシアは1200万台以上作られ、そのユーザーを大事にしなければなりません。そのために(先代の)デザインモチーフを取り入れたのです」と、新デザインを取り入れつつも、先代からの継続性があることを語った。