三菱自動車工業は7月25日、『ミニカ』『トッポBJ』など計3車種のエアインテークダクトに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1998年9月28日~2011年5月30日に製作された65万0109台で、ターボチャージャー車は対象外。
原動機のエアインテークダクト固定用クリップ取り外しのため一旦押し込む際、必要以上の力で押し込むとクリップに亀裂が生じ、そのまま再使用するとクリップが破損してエアインテークダクトが外れ、エキゾーストマニホールド上に落下して、溶損や発火に至るおそれがある。
全車両、エアインテークダクトの固定用クリップを対策品に交換し、エアインテークダクトにクリップの再使用不可を記載したコーションラベルを貼付する。
不具合発生件数は92件で、市場からの情報と国土交通省からの指摘でわかった。火災事故が11件、部分焼損事故が13件起きている。