----:前回のインタビューでは、「10年前の“携帯電話でナビゲーションができる”というインパクトを超えられるようなものをつくっていきたい」とおっしゃっていましたが、あのインタビューの後、オンボード(地図ダウンロード)型アプリとして『カーナビタイム for Smartphone」をリリースされましたね。
萩野:App Storeなどを見てみると、ローカルに地図を持ち、なおかつカーナビユーザーをターゲットにしたアプリの人気が高いです。そこで当社としても、今までカーナビを使っていたけれど、「地図が古い」「自車位置精度が良くない」とか「POI(point of interest:地点情報)が古い」という利用者の不満を、スマートフォンアプリで解消するとともに、カーナビと同様に通信圏外でのナビゲーションと高い自社位置精度を実現するというところで「カーナビタイム」をリリースしました。