ナビタイムジャパンは11月13日より、法人向け地図・ルート検索API「NAVITIME API」で、地点周辺施設への徒歩での移動距離と移動時間を一括検索できる機能の提供を開始すると発表した。
指定した地点の周辺施設の検索と、そこまでの徒歩での移動距離・移動時間を一括算出できる機能だ。地点から周辺施設までの直線距離ではなく、徒歩ルート検索に基づいた実際の移動距離と移動時間を算出できるため、より実用的な周辺施設情報の提供が可能となる。駅やバス停も周辺施設として検索できる点も特長だ。
検索対象の周辺施設は、駅・バス停・学校・コンビニのようにカテゴリを指定でき、それぞれ何件ずつ検索するかも指定できる。これまでの周辺検索では、例えば周辺にコンビニが多数ある場合には、コンビニばかりが検索結果に表示されてしまうことがあったが、カテゴリと検索件数を指定できるようにすることで、特定のカテゴリに偏らず、検索したいカテゴリの施設をバランスよく検索することができるようになる。
この機能は、不動産業界の顧客より、物件周辺施設の調査機能として要望を受けて開発した。最寄駅から物件までの移動距離・時間の調査にも利用できる。また、他にも店舗や施設の出店計画などマーケティングにも活用可能だ。
NAVITIME APIは、NAVITIMEやカーナビタイムなどで提供する「トータルナビ」や、自動車、電車、バス、自転車など様々な移動手段のルート検索、地図表示などの機能を、業務システムやWebサイト、アプリなどに簡単に組み込めるAPIサービスだ。



