日本自動車工業会の豊田章男会長は7月11日に開いた定例会見後、一部報道陣の囲み取材に応じ、国内景気について「回復してはきている」としながらも、「落ち込んでいたのが少し底を打って、やっと前を向いていけるという状態」との見方を示した。
豊田会長は「結果をみれば回復基調だと思うが、大事なのはリーマンショック以降、この4年間に努力をしてきた上での状況なので、やはり相当絞った形になっている。今まさにスタートラインについたところ」と指摘。
その上で「これからが本当の意味での体質強化。今までは減量、減量できて、どちらかというと過去の色んなものを直してきたという4年間だった。そういう意味ではまさにスタートラインに立ったというのが一番の正しい言い方。今までは本当にみんなの頑張りだと思う」と述べた。